スレーブエージェントが自動的に登録を行わない場合は、新しいスレーブを手動で追加することができます。
[ホストの追加] ウィンドウにアクセスするには
- Storage Automated Diagnostic Environment> クリックします。
- [ホストの保守] ウィンドウの [新しいスレーブを追加] ボタンをクリックします。
[ホストの保守]:[ホストの追加] ウィンドウが表示されます。
注: [監視するカテゴリ] の選択肢は、Storage Automated Diagnostic Environment でサポートされている Sun Microsystems のネットワークストレージデバイスを示しています。
- /usr/sbin/hostid ディレクトリで、8 桁の英数字から成る ホスト ID (システム ID と同じ) を入力します。ホスト上で hostid コマンドを使って、有効な ホスト ID を取得できます。
- ホストの名前 (hostname.domain) を入力します。
- Storage Automated Diagnostic Environment で監視するデバイスを選択します。 指定したカテゴリは、Storage Automated Diagnostic Environment のこのインスタンスによってサポートされています。
- [監視頻度] ドロップダウンメニューから、5 分から 120 分の間の変数を選択します。この頻度変数は、cron が状態監視エージェントを実行する頻度に影響を与えます。デフォルトは 5 分です。
注:
デフォルトでは、Storage Automated Diagnostic Environment は cron によって 5 分ごとにアクティブになります。
プログラムは、自動的に最後の実行を確認し、現在の時刻を調べ、その時間と cron が最後に実行された時刻を比較します。その時間が 60 分を超えた場合は、プログラムは cron を再度実行します。
- 最初に新しいスレーブを追加したときには、[代替マスター] チェックボックスがオンになります。スレーブを代替マスターにするには、このチェックボックスをオフにする必要があります。
- Storage Automated Diagnostic Environment で監視するデバイスが Sun StorEdge 3900 または 6900 シリーズソリューションの一部である場合は、[Sun StorEdge 3900 および 6900 シリーズ] ボタンを有効にします。
- ホストのトポロジ上に、そのホストによって帯域内でアクセス可能なデバイスを表示したい場合は、[帯域内データパスの監視] ボタンを有効にします。
- デフォルトのメッセージログパスは /var/adm/messages です。これには、状態メッセージの履歴が表示されます。
- T3 メッセージログパスは、Sun StorEdge T3 および T3+ アレイのログの送信先です。 ホスト上の /etc/syslog.conf を参照することにより、パスをチェックして確認できます。
- [追加] をクリックして、新しいホストを追加します。
注意:スレーブとして追加しようとしているシステムが現在マスターである場合は、次のメッセージが表示されます。 警告: システムは、現在、マスターとして構成されています このシステムをスレーブに変えるには、[スレーブの構成をプッシュ] セクションを使ってください
- スレーブの設定を自動的に更新して、すべてのスレーブがマスター設定と一致することを確認するには、[保守] メニューから [スレーブの構成を プッシュ] をクリックします。
注:
- /usr/sbin/hostid ディレクトリに 8 桁の ホスト ID を入力します。Storage Automated Diagnostic Environment> 新しいスレーブを追加しません。
ホスト ID がわからない場合は、ダミーの番号を入力して、後で修正することができます。ただし、ホスト ID は以前に受け付けられた他の ホスト ID と一致してはなりません。
スレーブとして追加したホストは、マスターから Ethernet 経由でアクセスできる必要があります。また、最低限、ping に対して応答できる必要があります。
- スレーブ ホストを手動で入力して、そのホスト上に Storage Automated Diagnostic Environment> のインスタンスが 1 つもインストールされていない場合には、そのスレーブ ホストの ホスト ID も手動で入力する必要があります。
入力しないと、[監視するカテゴリ] フィールドでデバイスが選択されず、Storage Automated Diagnostic Environment> がアクティブになりません。
[アクティブ] 状態は、/var/opt/SUNWstade/DATA ディレクトリの rasagent.conf.push スレーブ構成ファイルによって決まります。また、[アクティブ] フラグが設定されているかどうかにも依存します。スレーブ構成ファイルがない (たとえば、ホストがマスターである) 場合、[アクティブ] 状態は [オフ] に設定されます。
関連項目: